マリア・レッサ

ノーベル平和賞を受賞されたマリア・レッサさんのHow To Stand Up To A Dictator という本が素晴らしい内容なので皆さんにおすすめしています。

日本語版は「偽情報と独裁者」というタイトルです。

ちょうど今日もYahooニュースに出ていましたが、日本国内ではSNSの情報に偏りがあるとして警鐘が鳴らされていました。

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マリア・レッサさんがRapplerというメディア企業を創業したフィリピンでも、同様の偏りを逆手に取った独裁政権による情報工作が行われていたのです。

そこでマリアさんは徹底的にデータを解析し、世論工作を行っているFacebookやTwitterのアカウント群の関連性を紐解きました。結果、特定のアカウントが先導して、独裁政権側に有利となる発信に加え、この場合で言う反対勢力/リベラル側の不利になる根拠のないフェイクニュースを拡散し続けていたことがわかったそうです。

遠く離れたフィリピンでの出来事だと片付けることは簡単ですが、ここ日本でも同様にそうしたSNSの動きがあることを忘れてはいけません。

我々が普段目にしている情報がいかに恣意的に編纂されているのかを改めて考え直しているところです。


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